ハンマーナイフモアに憧れて

2013年09月14日

世の中に、炭素循環農法という農法があります。

石川県の西田さんは、3反の広さの畑を構え、ミニマム主義農業を掲げている「風来」という農園を経営されています。

その方の事は、現代農業を見て知りました。最近発刊されている本に、連載をされています。

その方のブログなどを拝見させていただいて、炭素循環農法の事が書かれていて、わかりやすかったので、引用させてもらいます。(本人承諾済み)



≪これまでの主流は、野菜に通常の肥料を与え、窒素分を付加していくというものでした。この農法も大変合理的ではあるのですが、東日本大震災や、先に話したお客様との出会い以降、どんなにいい資材(=肥料)であっても、自分の目で確かめることが出来ない以上、自分の育てる野菜にその資材を使用することに疑問を抱くようになりました。

そんな時に出会ったのが、「炭素循環農法」という農法です。これはそれまで無二の天敵だと思っていた雑草を、生命力溢れる野菜を育てるのに最適な肥料代わりの資材に変えてしまうものです!これはこれまで無農薬野菜を栽培してきて、雑草の対策に手を焼いていた私にとって、大変衝撃的な事実でした。

※「炭素循環農法」…野菜を肥料で育てるのはなく、土の養分で育てるという農法。自然の山々では、落ち葉が枯れゆく時に糸状菌というものが多く発生し、この糸状菌こそが土の養分を樹々に与えているとされており、
炭素循環農法は、炭素比率が高い「雑草、緑肥作物、木材チップ、稲わら、モミガラ、きのこの廃菌床」を資材の代わりに使用し、自然に近い形で野菜を育成できる。≫


これを実践するために、西田さんはクラウドファンディングという共同出資の仕組みを利用し、「ハンマーナイフモア」という農機具を買うために出資を募っていました。

自分も、雑草だらけの畑に手を焼いていたので、炭素循環農法の理論でできればいいなぁと憧れを抱きました。
しかし、ハンマーナイフモアを買うだけのお金はありませんし、どうにか雑草を細かくすることはできないかと考え、愛用の2枚刃の草刈り機の刃と草刈り機の使い方を工夫することで、効果を得られないか実験しました。

ハンマーナイフモアに憧れて

根元付近から刈り取った後に、二枚刃の刃を雑草にこすり付けるように当てていくと細かくなっていきます。

二枚刃だからできる芸当です。

実践した畑です。雑草が細かくなっています。完全ではありませんが。これを畑に鋤きこめば原理は同じです。

ハンマーナイフモアに憧れて

まだまだ雑草と戦いは終わりません。雑草を活かす農業を目指したいです。


タグ :二枚刃

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Posted by やよい農園 at 17:24│Comments(0)農機具
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